◆P型1級火災受信機
比較的大規模な施設に使用する受信機です。小規模な防火対象物では5回線から、大規模では100回線を超える警戒区域をカバーでき、地区音響装置との連動、受信機と感知器をつなぐ配線の導通試験装置、発信器への確認応答装置、発信器間との電話連絡装置などが内蔵されています。
【写真は、RPUシリーズ受信機】
◆P型2級火災受信機
P型1級火災受信機と同様の機能を持っていますが、接続できる回線数は5回線以下であり、比較的小規模な建築物でしか適用できません。導通試験装置、確認応答装置、電話連絡装置も持たなくてよいと定められています。
【写真は、HAPシリーズ受信機】
◆R型火災受信機
中・大規模向け火災受信機。感知器個々に受信機へ伝送することも可能で、どの感知器や発信機が作動したかを判別できるため、詳細な火災情報を表示することで消火・避難活動の安全性を高められます。
P型受信機よりも配線数を少なくでき、配線敷設の施工コストを低減させられるため、大規模建築物に向いています。
【写真は、HRPシリーズ受信機】
参照:電気設備の知識と技術 https://e-f.jp/denki9/jyushinki.html